「台湾は国際社会のキーワードに」 外交部、23年を振り返り
(台北中央社)外交部(外務省)は22日、2023年の外交の成果を振り返る文章を発表した。世界において台湾を支持する力は大きく増加したとし、「台湾は国際社会のキーワードになった」と手応えを強調した。 膠着するロシア・ウクライナ戦争やトルコ地震などの自然災害によって多くの人道的危機が生じる中、台湾は自発的に支援の手を差し伸べ、「善の循環」を実現させてきたと紹介。また、台湾に対する国際社会からの支持の増加は、台米関係の盤石さや史上最高の台欧関係、共栄の手本となる台日関係、国交を有する国々と民主主義のパートナーが多くの国際機関で台湾のために声を上げ続けていることなどに具体的に表れているとし、台湾海峡の平和と安定の維持は「インド太平洋地域の安全と繁栄において欠かせない要素になった」とアピールした。 また「外交部は近年、国際情勢の発展の契機をつかみ、台湾を国際社会の舞台の中央に押し上げ、国際社会から重視、評価されることに成功した」とし、「台湾はもはや権威主義体制からの圧力や挑戦に単独で向き合うことはない」と言及。今後も薄い氷の上を歩くような慎重な態度で「着実外交」を安定的に推進していく姿勢を示した。 (游凱翔/編集:名切千絵)