<劇場版モノノ怪 唐傘>本予告公開 大奥女中役に花澤香菜、甲斐田裕子、ゆかな 梶裕貴、福山潤、津田健次郎も 主題歌はアイナ・ジ・エンド
淡島役の甲斐田さんは「独特のテンポ、色使い、カメラワーク、魅惑的なキャラクター、音使い、物語。ワクワクしながら見ていた『モノノ怪』の世界に出番を得られて、とてもうれしいです。淡島は大奥の表使。新人に過去を捨てるよう冷たく指導するも、アサたちに翻弄(ほんろう)され人間味ある表情をさまざま見せます。どんな変化を遂げるのかお楽しみに」と話している。
麦谷役のゆかなさんは「2006年。はじめて『化猫』に関わった時、アフレコ現場には少し、戸惑いの空気がありました。見たことのない映像を作りたい、そんな意志を強く感じました。長い時間がたち、麦谷としてまた、この世界に関われることになりました。変わったもの変わらないもの……全てを見届けたいと思います」と語っている。
「モノノ怪」は、2006年にノイタミナで放送された「怪~ayakashi~」の人気エピソード「化猫」のスタッフが再集結して制作されたアニメ。「化猫」に登場した薬売りの男がモノノ怪に立ち向かう怪異譚(たん)が描かれた。スタイリッシュなキャラクターデザインに、和紙のテクスチャーなどCG処理を組み合わせた斬新な映像が話題となった。2020年に実施されたノイタミナ歴代70作品を対象とした投票企画「あなたが選ぶ思い出の3作品」(2005~09年度制作部門)で1位を獲得した。
劇場版は、2007年放送のテレビアニメ以来、約17年ぶりの新作アニメ。テレビアニメに続き、中村健治さんが監督を務め、EOTAが制作する。女たちの情念が渦巻く大奥を舞台に、薬売りが“モノノ怪”の正体を追うことになる。7月26日公開。
第2弾ムビチケカード型前売り券が5月3日に発売される。デザインは全3種で、薬売りと共に藤、金魚草、黒百合の花がそれぞれ描かれている。
◇スタッフ(敬称略)
監督:中村健治▽キャラクターデザイン:永田狐子▽アニメーションキャラデザイン・総作画監督:高橋裕一▽美術設定:上遠野洋一▽美術監督:倉本章、斎藤陽子▽美術監修:倉橋隆▽色彩設計:辻田邦夫▽ビジュアルディレクター:泉津井陽一▽3D監督:白井賢一▽編集:西山茂▽音響監督:長崎行男▽音楽:岩崎琢▽プロデューサー:佐藤公章、須藤雄樹▽企画プロデュース:山本幸治▽配給:ツインエンジン、ギグリーボックス▽制作:ツインエンジンEOTA