COP28首脳級会合 エスワティニなど国交締結国、台湾の参加支持する発言
(台北中央社)アラブ首長国連邦で開かれている国連の気候変動対策会議、COP28は1日と2日の両日、首脳級会合が行われた。2日には中華民国(台湾)と外交関係を結ぶセントルシア、セントクリストファー・ネビス、ツバル、エスワティニ(旧スワジランド)の首相らが、台湾の参加を支持する発言をした。 エスワティニのラッセル・ドラミニ首相は、全ての国家は気候変動対策に関する協定や公約の参加者であるべきだと指摘。台湾が今後、国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)の討論に正式に参加することを認めるよう呼び掛けた。その上でCOP28が役割を果たすため、また全ての環境への取り組みが持続可能で、経済発展の要となる柱と連動するためには「だれ一人取り残されてはいけない」と議長に訴えた。 1日には同じく外交関係を結ぶパラオ、パラグアイの首脳が台湾の参加支持を表明した。 外交部(外務省)は3日、報道資料を通じ、これらの国に対して「心からの感謝」を示した。 (游凱翔/編集:田中宏樹)