「老後の旅行」のために貯めてきたタンス預金「500万円」。数回に分けて使えば税務署にはバレませんか?
必要な納税をしなければ追加で税金が課される
税金の申告を期日までにしなかったり過少申告をしていたりすると、本来の納税額のほかに追加で「延滞税」と「加算税」が課される可能性があります。延滞税とは税金の利息に相当する税金です。納付期日から実際に納付した日までの日数に応じて金額が変動します。 一方、加算税とは「過少申告加算税」「無申告加算税」「不納付加算税」「重加算税」の4種類からなり、税金申告を適正にしなかった場合に課される税金です。本来の申告額よりも少なく申告したときは過少申告加算税、申告自体をしなかったときは無申告加算税、過少申告や無申告が意図的で悪質だと判断されたときは重加算税が課されます。
課税対象ならタンス預金も税金申告が必要
タンス預金を持つことは問題ありませんが、本来なら税金の申告が必要なお金を隠すためにタンス預金を使うことは控えた方がいいでしょう。課税対象なら、タンス預金のお金も口座のお金も関係なく申告が必要です。 もし税金申告をしなければ、追加で税金が課される可能性もあります。最初からきちんと申告しておけば、余計な支払いもせずにすむので、申告したお金を旅行用の資金としてタンス預金に貯めておきましょう。 出典 国税庁 タックスアンサー(よくある税の質問) No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部