巨人・ウレーニャが支配下登録に「チームに貢献したい」 吉村編成本部長「バリエーションを増やせる」
巨人のエスタミー・ウレーニャ内野手(24)は育成から支配下登録されることが発表された19日、広島戦を控えたマツダスタジアムで取材に応じた。「支配下登録されてとても嬉しいし、これから一生懸命今まで通りに練習して、チームが優勝できるように貢献したい」と語った。 ドミニカ共和国出身の右打者は2019年11月、現役を引退して2軍監督に転身したばかりの阿部監督が、同国でのトライアウトを視察して発掘した〝秘蔵っ子〟だ。20年に育成選手として巨人に入団し、9月に支配下登録。再び育成契約となった22年に戦力外通告を受け、昨季は楽天で育成選手としてプレーした。 チームは支配下の外国人野手がいなかった状況で、「チームが必要としているところで、攻撃でも守備でもなんでもチームに貢献したいと思っている。そのために今から常に準備していきたい」と意気込んだ。 吉村禎章編成本部長は、支配下選手登録に至った経緯について「1軍の監督はじめ首脳陣から、タイミングを見ながら支配下にしてほしいっていう話がずいぶん前からあった。ちょうど今、彼は複数ポジション守れるし、 少し長打も出てきたんでいいタイミングかなということで」と説明。「長打力、複数のポジションも守れるというのは彼の魅力。1軍経験はそんなに多くはないですけど、5年経って日本の野球の経験値がある。その中でチームのバリエーションを増やせる」と期待を込めた。