【オリックス】「オリ髭投票」2位のワイルド系イケメンが「オリ髭デー」で躍動!今季4度目のサヨナラ勝ち導いた
◆日本生命セ・パ交流戦 オリックス2×―1中日(31日・京セラドーム大阪) 故障禍に見舞われるオリックスが、執念で勝ち切った。お立ち台の宗佑磨内野手(27)は元気だった。「サイコーでーす!」。中日3連戦は「オリ髭デー」として開催され、髭の似合う選手を選ぶ「オリ髭投票」で2位に入ったワイルド系イケメン。9回1死一、三塁で左犠飛を放ち、今季4度目のサヨナラ勝ちを呼び込んだ。 勝利が何よりの良薬だった。1番・福田が体調不良で欠場。森は4回の走塁時に右太ももを負傷し、ベンチ裏へ下がった。試合後、痛みについて「多少…。(一塁)ベースの手前ぐらいですね」と気丈に症状を説明。1日に検査を受け、仮に肉離れと診断されれば、痛恨の離脱となる。 「オリ髭投票」4位の攻守の要だけでなく、8回の守備からは紅林も交代した。この日が体調不良から復帰2試合目。「行けます」と出場を希望したが、万全ではなかったようだ。5月18日の楽天戦(京セラD)から5番に定着し、11試合目。中嶋監督も「普通だったら代わらないですけどね。考えます、いろいろと…」と悩みを増やした。 投手陣では宮城、平野佳ら軸となる戦力に故障者が続出。2日前にはリリーフの山崎が上半身のコンディション不良で離脱したばかりだ。9回に先頭で安打、二盗から決勝のホームを踏んだのが、紅林に代わった宜保。「それしかない」と全員野球を強調した中嶋監督は「(故障者が)止まらないですね。あした、中止にしてくれますか?」と精いっぱいのジョークで明るく振る舞った。波状攻撃のようにパ王者を襲う試練。我慢強く戦うしかない。(長田 亨)
報知新聞社