J1札幌 ミハイロ・ペトロヴィッチ体制は今季が「集大成」、三上大勝代表取締役GMが表明
J1札幌の三上大勝代表取締役GM(52)が29日、今季の体制に関して、公式ホームページを通じて表明を出した。 「北海道コンサドーレ札幌にかかわる全ての皆さまへ」と題し、御礼とともに「クラブは、今シーズンの最後まで、ミシャ監督と戦う決意をしました」とミハイロ・ペトロヴィッチ監督(66)の下で戦うことを明言した。 J2降格圏の19位に沈む今季、三上代表取締役GMは選手から意見を聞くなどし、今後の体制について模索してきた。5月25日のホーム・鹿島戦に0―3で敗れた後も話し、最終的には「J1残留を成し遂げる方法を検討するに当たり、最も重要なことは実際にプレーする選手たちの思い」とペトロヴィッチ監督のスタイルを推す選手の気持ちを尊重。目標達成へ、一枚岩となって戦うべく、あえてシーズン途中に公表することを決めた。 表明では「今シーズンをクラブとミシャ監督との集大成として考えている」と、今季限りでの退任についても触れている。これに関しては三上代表取締役GMからペトロヴィッチ監督に伝えた際、同監督からも「必要とされる限り、最後までこのクラブのために全力で戦う」と言葉をもらったという。札幌の監督として最長となる7年目の指揮を執る今季、ルヴァン杯はまだ勝ち残っている。ペトロヴィッチ体制ラストシーズン、悲願の初タイトルも目指し、戦っていく。
報知新聞社