【新春を祝うテーブルウェア】輪島塗のお椀と銀製の楊枝でお正月ををより晴れやかに
1年のしめくくりには「福招き」の素敵なものを、大切な人や自分自身に贈りたい。古来、吉祥の象徴とされるものや縁起のよい柄やかたちの素敵なものを、ギフトコンシェルジュ・真野知子さんが厳選。 【写真】新春を祝うお正月用品やギフト
輪島塗「いち松」の瓢箪柄のお椀
お雑煮やお吸い物をいただく新春の食卓に、漆のお椀は欠かせないもの。こちらは輪島塗職人の一松春男さん(2代目)と、息子の聡司さん(3代目)による輪島塗「いち松」のお椀。輪島塗には多くの工程があり、各工程をそれぞれ専門職人で分業とされている中、一松さんは塗の全工程をひとりで行い、緻密に堅牢に仕上げる。 「瓢箪には“子孫繁栄”“無病息災”“商売繁盛”など、多くの縁起の良い意味があります。私はこの器にそのような意味も込めて、一工程一工程手を抜かず心を込めて皆様にご使用いただければと思い製作しています」とは一松さんの言。 上質な器は料理を引き立て、味わう喜びも深くしてくれるもの。吉祥のお椀は次世代にも手渡し、大切につなげていけるもの。新春を迎えるにあたり、大切な人や我が家へ、ぜひ。 蓋つき椀(左)¥49,500、(右)¥77,000/塗師屋いち松 問合せ先 FEELSEEN TEL. 03-6260-6335
上田銀器の、「松竹梅鶴亀」結びの銀製楊枝
伝統工芸士の称号に相応しい、日本独特の精細な伝統技法を用いて、銀食器から記念品に至るまで一貫製作している上田銀器工芸。銀製品洋食器ディナーカトラリーにおいては日本のトップメーカーでもあり、皇后美智子様のご成婚の折の白樺のお印入銀製カトラリーをはじめ、皇室の晩餐会で用いる品も製作してきたそう。 この銀製の楊枝セットは、ハレの日にふさわしい松竹梅と鶴亀、吉祥を結ぶかたちがこまやかに美しく表されています。お正月や皆が集まる日、お菓子や果物のお皿にこちらの銀製楊枝が添えられているだけで、晴れやかでおめでたいムードが高まります。お祝い事を控えた方への贈りものや、自身のお正月支度にも。 銀製彩金仕上付楊枝「松竹梅鶴亀」5本セット¥19,905/上田銀器 問合せ先 上田銀器工芸株式会社 TEL. 03-3695-0666 BY TOMOKO MANO