「憧れるのをやめましょう」「野球しようぜ」 大谷翔平、記憶に残る「前向き発言」語録
史上初の「50本塁打、50盗塁(50-50)」を達成した大谷翔平は、数々の前向きな発言でも知られてきた。 【写真】デコピンを抱きかかえる大谷夫人の真美子さん 「憧れるのをやめましょう」。昨年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝で対戦した強豪・アメリカ戦。試合前、日本代表・侍ジャパンの中心メンバーとして大谷がチームメートにかけた言葉は、多くの人の記憶に残った。「今日一日だけは、憧れを捨てて、勝つことだけを考えていきましょう」と続け、言葉通り、日本は3-2で逆転勝ちした。 大谷は言葉とともに成長を続けてきた。地元・岩手の花巻東高時代には、「野球界の歴史を変える」と夢を紙に記し、自身を鼓舞。平成24年のプロ野球の日本ハム入団会見では、「子供たちの目指す選手になれるように」と目標を語った。 米大リーグに移籍後、エンゼルスで最優秀選手(MVP)に選ばれた。昨年11月には、全国の小学校に約6万個のグラブを贈ると発表。子供たちに「野球しようぜ」と呼びかけた。同12月のドジャースでの入団会見では、「優勝を目指し、その中で欠かせない存在になりたい」と決意を述べた。(梅沢直史)