サウナや飲食、アートラボなどが入る「SLOW ART CENTER NAGOYA（スローアートセンターナゴヤ）」外観

　サウナや飲食、アートラボなどが入る「SLOW ART CENTER NAGOYA（スローアートセンターナゴヤ）」（名古屋市中区錦3）が3月31日、オープンした。（サカエ経済新聞） 【写真】最大36人が利用できるSLOW ART CENTER NAGOYA内の大型サウナ 　名古屋市旧教育館跡地の暫定活用事業で造られた同施設。事業主は三菱地所。3階建ての建物はボルト留めのユニットで解体しやすいように設計され、部材をリユースしやすいという。 　コンセプトは「個人×地域×地球のWell-being（ウエルビーイング）」。同社中部支店長の茅野静仁さんは「サウナや飲食、アートで、個人のウエルを高めることで地域のウエルにつながる。利活用できる建物で地球にとってもウエルビーイングな施設。都市の真ん中でゆっくり自由に過ごしてほしい」と話す。 　1階・2階にはサウナが出店。大型サウナ（1階）は最大で36人が利用でき、サウナ内には30分間隔で作動する自動ロウリュもある。予約制のプライベートサウナ（2階）は、1人利用のシングルルーム3室と最大で4人が利用できるグループルーム2室を設置。営業時間は10時～22時。料金は、大型サウナ＝60分1,200円、シングルルーム＝60分4,000円～、グループルーム＝120分1万2,000円。土曜・日曜・祝日は別料金。タオルと水着のレンタルもある。 　1階と3階屋上には飲食店が出店。ハンバーガーやピザ、こんにゃく麺のサラダパスタやスムージーなどを提供する。パスタやロコモコ丼、「パワーサラダプレート」などランチメニュー（1,300円、ドリンク付き）や、サウナ利用者の来店を想定して「レッドブル」と「ポカリスエット」を合わせたドリンク「ブルポ」（600円）も用意する。屋上席は新しい中日ビルが望めるロケーションで、夏にはバーベキューメニューも提供予定。席数は1階＝66席、3階＝30席。営業時間は11時30分～24時。 　2階に入る「スローアートラボ」はアートプロジェクトの拠点。サウナや飲食の目的で訪れた人が気軽にアートに触れられる。年間を通じてワークショップを展開する。 　2階にはフィットネスジムも出店する。 　部分的に人工芝を敷いた屋外広場では自由に過ごせるほかマーケットなども行う予定。現在、オーストラリアの芸術グループが持続可能性や多文化共生をテーマに竹やロープなどで作った作品を展示。約1年間を予定する展示期間中、来場者が作品にロープを結んだり編み込んだりできる。