日用品や掃除用品の買いだめがごちゃごちゃしてスッキリ収納できない…という悩みをプロが解決!
女性のための人生相談・80
「女性のための人生相談」は読者のお悩みに専門家が回答するQ&A連載。今回は46歳女性の「日用品をストック品をスッキリ収納できない」という悩みに、生活研究家・消費生活アドバイザーの阿部絢子さんが回答します。
46歳女性の「ストック品の収納」についてのお悩み
ストックしている洗剤などの日用品や掃除用品の置き場所がなく、困っています。 洗面台の下に置いているのですが、ごちゃごちゃしていて気になります。 いい収納方法を教えてほしいです。 (sarisari 46歳女性)
阿部さんの回答:「我が家のストックの種類と量」を把握して
日用品といえば、トイレットペーパーやティッシュ、キッチンペーパーなどの紙類。さらに、キッチンラップや密封袋類、洗濯や掃除用の洗剤、手洗い用石鹸類や歯磨き剤などといったものでしょうか。家庭によっては、医薬品や外傷薬品なども、日用品としているかもしれません。 これらのストック品の種類や使用量については、家族の人数や行動パターンなどにより、家庭ごとに千差万別。ストック品の種類についても、家族共通の日用品と、最近では各自が所有する日用品とがあります。そこで第一に、sarisariさんが「我が家でのストック品の種類と使用量」についておよそ1週間(あるいは1か月)のだいたいの使用量を把握ことが大切です。
ストック選びの絞り込み基準と収納スペースの測定
また「我が家の収納スペース」も考慮すべきです。 場所が空いたからと、あちこちにストック品を置いたり、スペースが狭いのにストックの量を増やすなどすれば、ストック品が収納スペースの外に溢れるのは当然のことです。 ストックの「種類」「量」「スペース」この関係は、ストック品の優先順位をよく考えて決めなければなりません。あれも、これもと無意識にストック品を増やしたのでは、我が家がスーパー化してしまいます。 ストック品は必要な種類と使用量から導き出されたものでなければなりません。「無ければ困るかも?と安い時に買い込んで、保管場所に困った」という話をよく耳にしますが、その要因は整理せずに買い込むから。もう少し整理し、合理的かつ計画的にストック品と収納方法を考えていきましょう。 そこで、ストック品ごとに考慮を重ねて、種類を厳選して絞っていきましょう。この絞り込みが、意外と重要。絞り込みが足りないと、あれもこれもとなりますので、1回ではなく、最低でも3回は絞り込みの考慮を行ってみてください。 ■「我が家のストック」の絞り込み基準 ・本当に必要? ・無くても代用できるのでは? ・無くても困らないものでは? 次に、収納をするスペースを測ります。sarisariさんは洗面台の下に収納したいとのことでしたので、洗面台下の収納スペースを測定してみてください。 さらに、その場所に収納したいストック品の、形と大きさなども測ります。収納スペースと、ストックしたいものの形と大きさで、ストック品の収納量が決まります。