スペック最強は誰だ!? 日本代表、最新メンバー能力値ランキング5位。上手いけど…。プレミアで苦戦する理由は?
サウジアラビア代表とオーストラリア代表とのFIFAワールドカップ26アジア最終予選に臨むサッカー日本代表のメンバーが発表された。サッカーという競技の特性上、彼らの能力を数値化するのは極めて困難なことは承知の上で、今季のスタッツを分析し、5項目に分類して数値化を試みた。ここでは日本代表メンバーの能力値をランキング形式で紹介する。(成績、市場価値は10月13日現在。『transfermarkt』を参照)
5位:鎌田大地(クリスタル・パレス/イングランド) 生年月日:1996年8月5日 市場価値:1800万ユーロ(約28.8億円) 24/25リーグ戦成績:7試合0得点0アシスト 日本代表通算成績:35試合8得点5アシスト 鎌田大地は今夏にフランクフルト時代の恩師であるオリバー・グラスナーを追ってクリスタル・パレスに移籍した。しかし現時点ではプレミアリーグの舞台で自らの能力を最大限に発揮できているとは言い難い。 2列目と3列目のどちらでもプレーできる鎌田は、どちらも「80」以上の能力値となった「スキル」と「IQ」を武器に「攻撃」で違いを作る選手だ。精度の高い配球やワンタッチでのプレス回避を得意としており、ファイナルサードではフィニッシュとラストパスで得点に絡むことを得意としている。直近のサウジアラビア代表戦でも貴重な先制点を決めてみせた。 格下との対戦が多い日本代表では基本的に受け身に回ることがないことからボランチでの起用がハマることが多い。空いたスペースに飛び込んで攻撃に厚みを加えることを得意としており、フランクフルト時代にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で日本人初となる3試合連続ゴールを決めた際も3列目からの飛び出しが多かった。 一方のプレミアリーグでは、ボランチとして出場した際に「守備」と「フィジカル」不足が露呈する機会が多い。相方が潰し屋タイプであれば問題ないかもしれないが、クリスタル・パレスの場合は司令塔タイプのアダム・ウォートンが相方になるため、中盤のフィルター能力が足りない形となる。特に走力を含めた「フィジカル」能力の向上は必須で、今後の伸びしろになるだろう。
フットボールチャンネル