石丸伸二氏のXは順調にフォロワーが増加している

　7月7日に投開票がおこなわれた東京都知事選挙で、現職の小池百合子氏に敗れたものの、2位と健闘し、注目を集めた前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏。 【写真あり】石丸伸二氏、自慢の“ピカピカ愛車” 　しかしながら、開票後の各テレビ局へのインタビューで答えた内容で、相次いで批判を浴びている。 　政治担当記者はこう話す。 「社会学者の古市憲寿氏とのやり取りでは、質問の論点をずらしてなかなか答えない様子から、インターネット上では“石丸構文”と嘲笑する動きもありました。 　その騒動の直後に『グッド！モーニング』（テレビ朝日系）のインタビューで、女性アイドルを詰問したことに対して『女、子どもに容赦をするっていうのは、優しさじゃないと思ってる』と発言。 　自身が関係している訴訟でも敗訴が続いており、毎日のように世間から猛批判を浴びる出来ごとが噴出している状況です」 　しかし、その状況でも着々と石丸氏の支持者は増えているようだ。彼の公式Xのフォロワーと、YouTubeチャンネル「石丸伸二のまるチャンネル」の登録者数を見ていきたい。 　本誌が調べたところによると、7月7日時点で約51万7000人だったXのフォロワーが、7月19日には約59万2000人まで増加。同じ期間でYouTubeチャンネルの登録者数を見ると、約30万人から約33万7000人まで増えている。 　インターネットで大炎上が起きても、これらは減ることがなく増加を続けているのだ。 　さらには『大下容子ワイド！スクランブル』（テレビ朝日系）、『サンデー・ジャポン』（TBS系）、『そこまで言って委員会NP』（読売テレビ）などに続々と出演。深夜のバラエティ番組『オールナイトフジコ』（フジテレビ系）にまで登場し、引っ張りだこの状態だ。 　なぜここまでオファーがあるのか、ある放送作家は石丸氏を「起用したい理由」としてこう話す。 「炎上騒ぎにもなった“一夫多妻制”の発言からもわかるとおり、石丸さんは『何を言い出すかわからない』部分がある方です。その分、視聴者の興味、関心をあおりやすい。 　さらに『オールナイトフジコ』で見せた“イジられキャラ”や、くだけた人物像のギャップも視聴者ウケがいい。今後もバラエティ番組への需要は十分にあります」 　ただ、テレビ番組関連での炎上騒ぎに不満も多かったようだ。 　石丸氏は、7月14日におこなったYouTubeのライブ配信で、テレビ朝日、日本テレビ、TBSの3局に対して“出禁”を匂わせる発言をしていた。 　そして、《4年後に僕が都知事選に出るってなったら大本命》と自らを評価し《絶対に取材受けません、と宣言する。ほら困るでしょ》と挑発するような発言も見せている。 　もしそのときオファーがあっても、もう石丸氏はテレビで見ることはないのか、それとも主張を翻すのか――。