「パ~ジェロ! パ~ジェロ!」の大声援で復活あるかも?「高値安定」最終型パジェロが中古車市場で人気の理由は
デリカミニが大ヒット中の三菱自動車ですが、三菱車といえば、あの「パジェロ」を忘れることはできません。 【写真】パジェロファイナルエディションの画像を見るならこちらから 国内では、2019年8月をもって生産終了となってしまったパジェロですが、最終型である700台限定のファイナルエディションは、中古車市場においていまも高価で取引されるなど、高い人気を誇っています。はたして、最終型パジェロが人気の理由とは? また、復活はあるのでしょうか?
■パジェロらしい装備を標準装備としたスペシャルモデル
2019年4月、パジェロの生産終了が発表されるのと同時に発表となった、4代目パジェロの最終型である「ファイナルエディション」。人気グレードだった3.2L直4ディーゼルターボの「エクシード」をベース車として、さまざまな装備を追加した豪華な仕様でした。 外装には人気オプションのルーフレールと電動ロングサンルーフを標準装備し、インテリアには、質感の高い本革シートとパワーシート(運転席/助手席)が標準装備。SRS サイドエアバッグやカーテンエアバッグも標準装備していました。 また、寒冷地仕様を標準仕様として寒地での利便性を向上したほか、悪路での脱出性能を高めるリヤのデフロックを標準装備するなど、パジェロらしく極限環境であっても高い走破性を発揮する仕様となっていました。 車両本体価格は税込453万円でしたが、ディーラーオプションでは、リアデフレクターやスペアタイヤカバー(メッキ)、マットフラップ(アルミプレート)などの人気OPを詰め込んだ、「FINAL EDITION アクセサリーパッケージ」も用意。 成約特典として、「ファイナルエディションのロゴとシリアルナンバーが刻印されたイルミネーション付スカッフプレートと、シリアルナンバー入りのオリジナルウォッチ、オリジナルステッカーが用意されるなど、最終モデルに相応しい内容となっていました。
■ランクルとは違い、国内需要が高いパジェロ 人気の理由はそれだけ魅力的なモデルだった、ということか
そんなパジェロファイナルエディションですが、某中古車サイトで検索にヒットしたのは11台。価格は370~530万円程と、新車時価格の453万円に対してほぼ下落してない価格。 ファイナルエディションではない仕様では、2019年式で250万円程と、100~300万円も低いようですから、最終型の人気が際立って高いことが分かります。 この理由について、中古車買い取り専門店の担当者に取材したところ、700台限定という稀少車であることと、国内に根強いファンが多いことが関係しているそう。ファイナルエディションを当時新車で買うことができなかった人や、伝説のモデルということでいまになって求める人などが後を絶たず、中古車販売店が強気で高めのプライスで提示しても需要があるそう。 海外に多く輸出されていくランクルとは違い、パジェロは国内市場で出回っているクルマとのこと。それだけ魅力あるモデルだった、ということなのでしょうね。