佐久間宣行“ラジオが楽しくてしょうがない”と語るワケ「僕にしかできない話を大事にしていこうと思っています」
佐久間宣行氏のラジオ、『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』は5年目に突入。 雑誌の連載、アイドルのプロデュース、ドラマの演出、地上波や配信の番組制作、など活躍のフィールドを広げ続ける佐久間氏は「ラジオが楽しくてしょうがない、という気持ちはずっと変わらないですね」と語る。自身の仕事との向き合い方について語ってもらった。 本記事は『ラジオパーソナリティ佐久間の話したりない毎日~佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)2022-2023~』より一部抜粋しお届けします。
僕にしかできない話を大事にしていこうと思っています
ラジオもおかげさまで5年目になりますが、安定してきたと思うようなことはないです。常に新しい何かを提供していきたいけれど、果たしてそれができているのかと、ずっと考えています。 でも、年齢的なものもあって、パーソナリティとしての自分を変えていくことはなかなか難しい。 これまでも、パーソナリティが自分の中の怒りや価値観をぶつけるような番組が好きだったので、そういうスタイルに憧れがあると言ってきましたけど、さすがに「やれることしかやれないな」という気持ちのほうが強くなってきました。 自分の中の怒りとかはほかで出し尽くしたし、そもそもカリカリ怒るようなタイプでもないですから。 今は僕にしかできない話を大事にしていこうと思っています。
ネットニュースに自分の顔写真が出て「えっ!?」
変わったとしたら、自分というよりも状況かもしれません。昔は僕のことを知っている人なら、ほぼ僕の文脈、バックグラウンドをすべて知ってくれていた。その上で僕や番組のことが好きでも嫌いでも、納得はできたんです。 でも、世代によってイメージが異なってくると、みんな自分の知っている面で僕を切り取っていくので、いろいろと誤解も生じるようになりました。 あと、ネットニュースに自分の顔写真が出ているので「えっ!?」と思ったら、MCをした番組やタレントについてのニュースだったりするケースも起きるようになって。 そこに違和感はあるし、耐えられない人もいるのでしょうが、僕はもうある程度の誤解はしょうがないなと思うようになってきました。