「脇本さん、古性さんに頼りすぎている」急成長遂げる32歳・窓場千加頼の熱い思い/G1高松宮記念杯競輪
岸和田競輪「第75回高松宮記念杯競輪(GI)、第2回パールカップ(GI)」は12日、2日目を迎える。10レースのS級一次予選②を走る窓場千加頼(32歳・京都=100期)に話を聞いた。 松山記念のことである。窓場の一言が印象に残っている。 「脇本さんや古性さんに頼りすぎている。自分が自信を持って引っ張っていけるようにならないと」 そんな古性とは明日、一次予選②でウィナーズカップ以来の連係。この二人は同期の間柄。 以前に窓場は、古性の存在について「正直、同期といえども向こうはS級S班でタイトルを何個も獲っているトップ選手。追い付きたい気持ちはずっとあったけど、途中で僕が腐った部分もあって距離が離れてしまった。まだまだ追い付くには高い壁があるけど、これからも追いかけて行きたい」と思いを明かした。
昨年の競輪祭で補充出走ながらGI初出場を果たすと、窓場はどんどんと強くなった。その成長曲線は周囲も驚くほど。グレード戦線での経験や収穫をしっかりと己のモノとし、直近4か月の競走得点は気が付けば113.59点とトップ選手に仲間入り。 充実感はレースからもうかがえる。前橋記念から『自力』のコメントに戻したそうで、仕掛けも早くなりバック数も増えており「前回、トップの眞杉君との脚力差を感じたし、長期スパンでトレーニングをして勝てるように今後のGIに向けてやっていきたい」と先を見据えて更なるレベルアップを図る。(アオケイ・八角記者)