仮設トイレの自由研究に特別賞 珠洲・飯田小4年の井田さん 日本トイレ大賞
珠洲市飯田小4年の井田旭陽(あさひ)さん(9)が夏休みの自由研究で調べた「さいがいの時にやくに立つトイレ」が、日本トイレ研究所(東京)の「日本トイレ大賞」特別賞を受賞した。能登半島地震の被災経験から、仮設トイレの種類に焦点を当てた。 幼い頃からトイレに関心を持っていた井田さんは地震後、市内にボックス型や車載型など多様な仮設トイレが置かれたのを見て、自由研究で調べることにした。断水が解消すると撤去されるかもと思い、3月から写真を撮り始め、スケッチブックにまとめた。 自由研究として学校に提出した後、トイレ大賞の存在を知った学校の先生に提案されて応募したところ、特別賞に輝いた。 8日に行われた表彰式に井田さんはオンラインで参加し、約10分間の研究発表も披露した。井田さんは「いろんなトイレを見ることができて楽しかった」と笑顔で振り返った。