福島県いわき市内の企業社員「磐越東線、途中下車の旅」 自然や施設の魅力に触れるモニターツアー
福島県いわき市内にある企業の出先拠点などに勤務する社員を対象にしたモニターツアーは、ＪＲ磐越東線沿線で行われた。参加者が磐越東線の列車で川前町のクラフトビール醸造所「ＳＡＮＤｉ ＢＲＥＷＥＲＹ」、小川町の夏井川渓谷錦展望台とグリーン＆フラワーガーデン、草野心平記念文学館の４カ所を訪れ、それぞれの施設の魅力に触れた。 県いわき地方振興局の「いわきの強みを活かした持続可能な地域づくり事業」の一環で、今年度６回目。市内に勤務する社会人にいわき市の魅力を理解してもらい、交流サイト（ＳＮＳ）などで広く発信してもらうのが狙い。アルプスアルパインとクリナップ、クレハの社員ら合わせて１８人が参加した。 今回のテーマは「磐越東線、途中下車の旅」。参加者はＪＲいわき駅から磐越東線に乗車し、川前駅で下車した後、「ＳＡＮＤｉ ＢＲＥＷＥＲＹ」を訪れた。三戸大輔代表の案内で開所準備中の醸造所を見学した後、三戸さんが他の醸造所で製造した特製ビールを試飲した。次に夏井川渓谷錦展望台へ移動し、紅葉が始まった風景を楽しんだ。
昼食は小川町のグリーン＆フラワーガーデンでバーベキューを味わいながら、交流した。最後に草野心平記念文学館を訪問し、長谷川由美専門学芸員の案内で館内を見学し、草野心平の生い立ちや作品への理解を深めた。 参加した藤井未来さん（クレハ）は「東京出身で、いわきについては知らないことが多い。自然や施設の魅力に触れ、いわきのことをもっと知りたいと思った」と語った。 （いわき版）
