東京・小池知事「人に焦点を当てた都政進めたい」新年初の定例会見
東京都の小池百合子知事は5日、2018年最初の定例会見を開き、「人に焦点を当てた東京都政をしっかりと進めていきたい」と述べ、待機児童や高齢化対策、障害者のための施策により力を注ぐ姿勢を示した。
小池知事は「待機児童対策で補正予算を計上するところから私の最初の知事の仕事は始まった」と振り返り、「待機児童対策は今、大きな国全体の動きにもなっている。それから子どもの教育無償化の動きも大変良い方向に来ていると思う」と国の政策にも言及。引き続き待機児童解消に務める考えを示した。 高齢化対策については「予算配分で言えば、医療費や病院施設の整備に関する数字の規模は大きい」とする一方、「必要な時には病院に行くとしても、普段は会話やカラオケ、フラダンスなど楽しみを見出してもらえる東京にしたい」として、高齢者のやりがい創出や社会での居場所を確保できるような施策にも力を入れるとした。障害者に関する施策では「段差やホームドアの設置などを進めて、2020年の東京パラリンピックに間に合うような作業を続けたい」と述べた。 (取材・文:具志堅浩二)