金沢大学で合格発表 被災地の受験生「避難所では携帯のライトで勉強」
金沢大学では9日一般入試の合格発表が行われました。 被災地からの受験生も春を掴み、キャンパス内には歓喜の輪が広がりました。 新型コロナウイルス感染拡大のため取りやめていた、名物のアメリカンフットボール部による胴上げも4年ぶりに復活しました。 金沢大学角間キャンパスでは午後3時に一般入試の合格発表が行われ1765人が喜びの春を迎えました。 中には、能登半島地震で被災した受験生も。「水が止まって大変なときもあった。地震の翌日から移った避難所でも、場所を見つけて勉強した」 (七尾高校から合格の受験生) 「不安しかなかった。けれど避難所でも携帯電話のライトで勉強する娘の姿を見て、うちの子なら大丈夫と思って」(受験生の母親) 金沢大学の今年の受験倍率は2・25倍。 合格者のうち県内出身者は昨年度より51人多い424人で全体の24%となりました。
北陸放送