ブラジルの民家に小型機墜落 煙突に激突乗員乗客10人死亡
グラマド、ブラジル、12月23日 (AP) ― ブラジル南部リオグランデ・ド・スル州の観光客に人気の町に12月22日、小型機が墜落し、乗員乗客10人全員が死亡、地上の十数人が負傷した。ブラジルの民間防衛局が発表した。 同防衛局がXに投稿したところによると、グラマドの住宅地で民家の煙突に衝突した小型機が同家の2階を突き破って、隣接する携帯電話ショップに墜落したという。 墜落時に地上にいた数十人が火災の煙を吸い込むなどして負傷、最寄りの病院に搬送されたが、2人が重症だという。 地元メディアによると、墜落した小型機の乗客は家族で、リオグランデ・ド・スル州からサンパウロ州に向かう途中だった。 現時点で事故原因は分かっていない。 セラ・ガウチャ山脈に位置するグラマドは、涼しい気候、ハイキング・スポット、伝統的な建築物を楽しむブラジル人観光客に人気がある。 町は19世紀にドイツやイタリアからの移民が多く住み着き、クリスマス休暇の人気スポットといわれている。 (日本語翻訳・編集 アフロ)