県知事選に前浜松市長・鈴木氏も前向き…スズキなど西部経済界が打診 元副知事・大村氏は立候補表明 静岡
テレビ静岡
職業差別とも受け取れる発言などを理由に辞意を表明していた静岡県の川勝平太 知事が、10日に辞職願を提出することになり、後任をめぐる動きも加速しています。 川勝知事が辞職願を前倒しで4月10日に提出へ…その3つの理由が判明 申し入れの尊重など 元副知事の大村慎一 氏が8日に立候補を表明したほか、前浜松市長の鈴木康友 氏も立候補に前向きな姿勢を示しているということです。
元副知事 大村氏が立候補表明
静岡市出身で副知事も務めた元総務官僚の大村慎一 氏(60)が知事選への立候補を表明しました。 8日午前11時過ぎ、報道陣の取材に応じた大村慎一 氏。 大村慎一 氏: 私が取り組みたいのは県政の立て直し、その一点でございます 次の知事選に向け立候補への決意を語りました。 静岡市出身の大村氏は1987年に当時の自治省に入り、2010年4月から約2年間 川勝知事のもとで副知事を経験し、現在は静岡産業大学の客員研究員を務めています。 大村氏は「知事の突然の辞職表明で混乱が起きまた対立と分断が感じられる」として、これまでの経験を生かし県政の立て直しを図りたいとしています。 大村慎一 氏: 私が長年培ってまいりました地方行政での経験を、この状況での県政の立て直し、再構築の役に立てることができるのではないかと考えました。 知事選に立候補を表明したのは大村氏が初めてです。
前浜松市長の鈴木氏も前向き
一方、浜松市長を務めた鈴木康友 氏(66)も立候補に意欲を示していることがわかりました。 浜松市出身の鈴木氏は2000年から衆議院議員を2期務め、2007年に浜松市長に初当選し4期16年を務めました。 現在はコンサルティング会社を経営するほか、山梨県の顧問をしています。 関係者によりますと先週、スズキの鈴木修 相談役など浜松市の経済界の一部が次の知事選への立候補を打診し、本人も前向きな姿勢を示しているということです。
維新「リニア推進候補」応援へ
また、日本維新の会の吉村共同代表は、静岡県知事選に向けてリニア中央新幹線を推進する候補者を応援する考えを示しています。 日本維新の会・吉村洋文 共同代表: 静岡にとっても大事だが静岡の周囲にも非常に影響のある人を決める選挙 リニア新幹線をめぐり大阪への延伸を1日でも早く進めようと、周辺の自治体の知事たちと会合を開いた大阪府の吉村知事。 日本維新の会の共同代表という立場で、静岡県知事選挙について聞かれ次のように話しました。 日本維新の会・吉村洋文 共同代表: 大阪・名古屋もそうだが沿線はリニア中央新幹線(の開業)が遅れれば遅れるほど経済成長、国力増強が止まってしまっている。これは由々しき事態だし、僕は維新というよりはリニアを推進する知事(候補)をしっかり支えていくべき 維新として候補者を擁立するか、リニアを推進する他の候補者を応援する考えを示しています。