フォークリフトにひかれ骨折 「脚立から落ちた」とうそ 労災隠し容疑で塗装業代表を書類送検 茂原労基署
茂原労働基準監督署は、労働安全衛生法違反(労災隠し)の疑いで塗装業「野村組」=長南町=の代表の男性(59)を千葉地検に書類送検した。 書類送検容疑は2022年8月3日、同町の工場で、フォークリフトにひかれた男性従業員(44)が骨折し休業したにもかかわらず、虚偽の内容を記載した労働者死傷病報告を同署長に提出した疑い。男性は約7カ月間、休業した。 同署によると、代表は「脚立から足を滑らせ落下した。落下した衝撃で脚立が倒れ足に直撃した」と虚偽の報告をしていた。代表がフォークリフトを発進させた直後、右脇を歩いていた従業員の左脚をひいたという。