宇都宮健児氏が都知事選の出馬を正式表明(全文1)クリーンな都政実現したい
重要な3つの目玉政策
で、私が考える重要な政策は、目玉政策は3つあります。1つは都民の暮らし、福祉の増進に全力を挙げるということです。待機児童ゼロを実現します。小中学校の給食を完全に無償化します。また高校の授業料の完全無償化を実現します。都立大学や、都立の専門学校の授業料を半額化します。また都独自の返さなくてもよい給付的な奨学金を実現します。 さらに中小企業支援とセットで最低賃金1000円を目指します。中小企業が元気がなければ地域のにぎわいは生まれないと考えております。都の制度融資の中で、中小企業予算を大幅に増やして、中小企業が元気で営業できる、そういう環境をつくりたいと思っております。 2番目は都民の命や財産を守るために首都直下型地震の対策を抜本的に強化して、防災や減災に全力を挙げたいと考えております。3番目は平和と人権を守り、憲法を守るということです。東京から平和のメッセージをアジア、世界に発信したいと考えております。 とりわけ東京都には横田基地がありますが、この横田基地に現在、オスプレイが配備される予定となっております。オスプレイの配備に関しては断固として反対したいと考えております。 先ほど最低賃金、1000円と言ったというメモがありましたけど、最低賃金は1500円を目指します。ちなみに現在の東京都の最低賃金は時給907円ですけど、これではとても結婚して子育てができるような賃金ではありませんので、最低でも1500円に引き上げたいと考えております。 以上が私の基本的な主要な政策であります。そしてこのような政策は、私は知事はもちろんそうですけど、都民の方が立ち上がって、知事と一緒に都政を変えようというような運動が起これば必ず実現できるというふうに考えております。その意味でも都民が都政に関心を持って、都政に参加するようなシステムづくりを重視したいと考えております。 これから始まる選挙戦、非常に事前の活動というのは制限されてるわけですけど、私は都知事選というのは、前回も前々回もお話しましたけど、政策論争が中心になるべきだと考えております。いろんな候補者の名前が上がってますけど、他の候補者と堂々とした政策論戦をやっていきたい。で、その中で多くの都民の共感を得て、この選挙戦を戦い抜きたいというふうに考えております。私のほうからのお話は以上のとおりです。 海渡:それでは質疑を受けたいと思いますので、挙手をお願いいたします。どうぞ、はい。 ※全文2に続く