【全日本卓球】父ふたりはカデット複3位。混合複出場の池田/高橋(宮城)、親子二代のペアリング
天皇杯・皇后杯 2024年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部) 1月22~28日 東京体育館 1月25日●混合ダブルス1回戦 池田陽翔/高橋穂佳(東北福祉大/聖和学園高) 8、-9、-3、-8 寺下敏倫/直江蓮(明治大/愛知工業大) 混合ダブルス1回戦、宮城県からエントリーした池田陽翔/高橋穂佳(東北福祉大/聖和学園高)。池田の父・健さんは平成元年(1989年)全日本選手権ホープスの部優勝、アジアジュニア選手権ホープス2位。高橋の父・和之さんも全日本選手権には何度も出場し、山形の卓球界では有名人だ。池田健/高橋和之ペアは、平成3年(1991年)全日本選手権カデットの部でもダブルス3位という実績を残している。 そして今回の全日本では、32年の時を経てお子さんふたりによるペアが実現。池田のダブルスパートナーである入江崇武が聖和学園の選手と混合ダブルスのペアを組んだのが縁で、池田が旧知の高橋に声をかけ、見事に宮城県予選を通過した。 1回戦の相手は寺下敏倫/直江蓮(明治大/愛知工業大)。「格上ということはわかっていたので、『向かっていこう』『まず1ゲーム取れたらいい』という気持ちだった」という池田の言葉どおり、1ゲーム目を先取。しかし、競り合いになった2ゲーム目を落とし、惜しくも1-3で敗れた。 「格上のペアに対しても、自分たちで攻めにいけた。最後は少し入れにいってしまった部分があったんですけど、こういう舞台で試合ができたのはとても良かったです」と試合を振り返った高橋。親子二代のペアということについて感想を尋ねると、ふたりとも「難しい……!」と笑いながらも、年下の高橋から「組ませていただいて、とてもうれしかったです」と感謝の言葉。「こちらこそ」と池田が笑顔で返した。「来年も組ませてもらえたら、一生懸命頑張ります」(高橋)。 ちなみに池田は、弟の皓翔(専大北上高)もジュニア男子に出場し、1回戦を突破。同じく専大北上から東北福祉大に進んだ兄・陽翔は、「自分が高校生の時よりも力はあると思う。まだ気持ちが弱いので、そこがもっと強くなれば自分より良い成績を残せるんじゃないかと期待しています」とエールを送った。