【MLB】カブスが控え捕手としてカーソン・ケリー獲得へ トレードは鈴木誠也よりベリンジャー放出が優先か
若き正捕手のミゲル・アマヤをサポートする控え捕手を探していたカブスだが、まもなく補強が実現しそうだ。米公式サイト「MLB.com」によると、カブスはレンジャーズからFAとなっていたカーソン・ケリーと1年契約を結ぶことで合意間近となっているという。今オフは捕手の市場がスピーディに動いており、すでにトラビス・ダーノー(エンゼルス)、カイル・ヒガシオカ(レンジャーズ)、ダニー・ジャンセン(レイズ)らの移籍が決定。そのなかで、カブスも控え捕手を確保した。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ 現在30歳のケリーはかつてカージナルスの有望株として名捕手ヤディアー・モリーナの後継者候補に挙げられていた選手。カージナルスでは結果を残せなかったが、2018年オフにポール・ゴールドシュミットとのトレードでダイヤモンドバックスへ移籍すると、自己最多の111試合に出場して18本塁打を放つ活躍を見せた。近年は移籍が続いており、2023年途中にダイヤモンドバックスを解雇されてタイガースと契約。今年7月にはタイガースからレンジャーズへトレードされた。今季は2球団合計で91試合に出場。打率.238、9本塁打、37打点、OPS.687を記録した。 カブスは25歳のアマヤが正捕手格。シーズン終了後の11月にはエンゼルスからマット・サイスを獲得したが、順当にいけばケリーが2番手捕手になるだろう。ただし、サイスはマイナー・オプションが切れているため、開幕ロースターから外す(=マイナーに落とす)場合にはウエーバーを経由することが必要だ。 なお、カブスはさらなる補強の向けて資金を捻出するために、コディ・ベリンジャーまたは鈴木誠也をトレードで放出する意向であることが報じられている。米メディア「ジ・アスレチック」によると、ベリンジャーの放出が第1希望であり、鈴木の放出はあくまでもバックアップのプランに過ぎないようだ。フアン・ソトの争奪戦が決着したことで、ベリンジャーの需要が高まっていくとみられており、今後の動向が注目される。