（写真：HTB北海道ニュース）

北海道・函館市は２日、受理した婚姻届の写しを他の自治体に郵送する際に紛失していたことを発表しました。紛失による情報の流出などの被害は確認されていません。 函館市によりますと今年５月１日、函館市内に本籍がない２人が函館市に婚姻届を提出しました。 婚姻届を受理する自治体と本籍地の自治体が違う場合、法務省の戸籍情報連携システムで本籍地の自治体に情報を送信することになっています。 しかし、当時システムの不具合で情報を送信できなかったため函館市は婚姻届の写しを本籍地の市役所へと郵送しました。 その後、「婚姻届の写しが届いていない」と本籍地の市役所から連絡があり紛失が発覚しました。 紛失の原因はわかっておらず、函館市・郵便局・本籍地の市役所のどこで紛失したのかもわかっていないということです。 婚姻届の写しには届け出た２人や証人の２人の個人情報が記載されていましたが今のところ情報の流出などの被害は確認されていません。 市は婚姻届を届した２人に謝罪していて、「国にシステム不具合の解消を要望するとともに郵送する際の確認を徹底したい」としています。