〈クイズ〉「犬」という漢字の上に付いている点は、犬の体のどの部位をあらわしているでしょう?
トークのお供に、会話のきっかけ作りに。クイズがきっかけで結婚した夫婦がおくる、知的雑談力がアップするクイズ100問が収録された『雑学×雑談 勝負クイズ100』(文藝春秋)から一部を抜粋して掲載する。 【画像】クイズがきっかけで結婚! 河村・篠原夫妻の写真を見る(全9枚)
【篠原かをり出題】「犬」という漢字の上に付いている点は、犬の体のどの部位を表しているでしょう?
「犬」という漢字は、 ものの形をかたどって できた象形文字だよ。 拓哉 尻尾以外思いつかないな。 A: 耳かをり 正解は、耳。犬という漢字を左側に90度横に倒して、左側が顔を表しているんだよね。で、右のはらいのほうが、犬の尻尾を表していると。でも、「犬」の漢字は、倒さないでそのままで見たほうが、犬の顔に似てるような気がする。象形文字って、何で倒すやつと倒さないやつがあるの? 拓哉 知らない。古代中国人に聞いてください。 かをり 「、」は耳がピンとしている様子を表しているんだって。昔の犬は耳がピンと立っていたんだけど、家畜化が進むと軟骨とかが軟らかくなって、垂れ耳になったり、尻尾が巻いたりし始めたんだよね。でもエジプトの遺跡を見に行ったとき、垂れ耳の犬の絵が描いてあったんだよ。そこそこ早い時点で垂れ耳の犬もいたんだろうな、と。 拓哉 立ち耳の犬も仔犬の頃は耳が垂れてるよね。 かをり そうだね。狼もそうだよ。器って漢字の旧字体も、真ん中が「大」じゃなくて「犬」なんだよね。「器」には何で「犬」が入っているの? 拓哉 甲骨文字を読み解くのは、諸説あるから答えるのが難しい。『漢辞海』という辞書のアプリを開いてみたら、「食器とこれらを守るもの」と書いてあるから、守るものとして「犬」が入っているのかな。 かをり 動物の漢字って不思議だなって思うんだけどさ、「象」に専用の漢字があることに違和感ない? そんなに象に馴染みがある? カモノハシを意味する1文字の漢字があったらびっくりするじゃん。そんな感じの不思議さがある。象は概念としてすごい生き物だったのかな。 拓哉 象はインドや中国には、いっぱいいたからね。
河村拓哉,篠原 かをり