【ダイヤの乱れ続く】通勤ラッシュ時に京阪神のJRは大混乱!関空への特急はるか2時間以上駅立ち往生 キャリーケース抱え徒歩で最寄り駅へ
読売テレビ
JR京都線の茨木駅付近で12日午前6時半すぎに起きた信号トラブルにより、京都線・神戸線・学研都市線・東西線・宝塚線などにも大幅なダイヤの乱れが発生したほか、関西空港に向かう特急「はるか3号」の乗客は最寄り駅まで徒歩で移動する措置がとられました。運転は再開していますが、ダイヤの乱れは約10時間経っても続いています。
■福井から兵庫の西端まで走る新快速…朝ラッシュ時には大混乱!
12日午前6時ごろ、大阪方面に向かう貨物列車が茨木駅で停車していたところ、信号が赤のまま変わらないトラブルが発生しました。 貨物列車は、新快速電車や特急が走行する「外側線」で、JR西日本は信号の確認を行うとともに、普通・快速電車が走行する「内側線」での運行を続けましたが、福井県の敦賀駅から、兵庫県の西端にあたる播州赤穂駅まで新快速電車は運行するほか、東西線・宝塚線の電車や北陸・山陰方面をつなぐ特急が乗り入れる朝のラッシュ時のダイヤは大幅に乱れました。 午前9時42分に全線で運転を再開したものの、111本の列車が運休したほか、最大3時間以上のダイヤの遅れが発生し、約12万5000人の乗客に影響が出ました。
■関西空港に向かう乗客 キャリーケース抱え線路脇を歩いて最寄り駅へ
さらに、摂津富田駅~総持寺駅の間に立ち往生していた「特急はるか3号」は、約2時間半後の午前9時すぎ、約120人の乗客を降車させ、最寄りの摂津富田駅まで徒歩で移動する措置がとられました。 関西空港に向かっていた「はるか」。乗客が撮影した映像には、大きなキャリーケースを抱えながら線路の脇を歩くようすがみられました。 一連のダイヤの遅れなどによるけが人や救急搬送はなかったということです。私鉄などで行われていた振替輸送は午後4時に終了しましたが、京都線・神戸線・学研都市線・東西線・宝塚線など9路線でのダイヤの遅れは続いていて、解消のめどは立っていないということです。 (12日午後4時半現在)
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