コンビニに潜入ロケを行ったタモリ（左）は爆笑問題・田中裕二への接客に挑戦する

　タレントのタモリ（７９）がＭＣを務めるテレビ朝日系特別番組「タモリステーション」（２７日・後８時）が、今や暮らしに欠かせない存在となったコンビニエンスストアを独自取材で深掘りする。 　１９７３年、日本発祥のファミリーマートが１号店をオープン。翌年にセブン―イレブン、その翌年にローソンが開店と日本の３大コンビニは７０年代に誕生した。大きく躍進を遂げるきっかけとなった商品のひとつが、７８年にセブン―イレブンで発売を開始したおにぎり。当時は家庭で作ることが当たり前で、コンビニ自体も現在のように自社製品を展開していなかったなか、どのように日本の食文化を変えるほどの革命を起こしていったのか。開発秘話を探るとともに、コンビニおにぎりに欠かせないフィルムの変遷もたどっていく。 　今回の放送の目玉は、タモリによるコンビニ潜入ロケ。すごさを体感するため自ら都内の店舗を訪れると、接客について学ぶべくエプロン姿で先輩店員に弟子入りし、人生初のレジ打ちにも挑戦する。客役で現れた爆笑問題・田中裕二（５９）は電子レンジで加熱するとおいしいおにぎりやレジ横のおでん、ホットスナックに加えて冷たいまま持ち帰りたいスイーツなどを購入。田中が長年、アルバイトとして働いた経験を持つからこそ分かる“難題”に対して、タモリが華麗に接客できるかは見どころだ。 　散歩の途中、コンビニに立ち寄り麦茶とアイスを買うのが日課というタモリ。「店内を見ているつもりで、何も見ていなかったことに気が付きました。こんなに商品が豊富だとは。目の前に小宇宙が広がっているようでした」とロケを振り返り、初のレジ打ちには「まぁまぁやれるんじゃないかと思ってたら…いやぁ、ふがいなかったね。とにかく時間がかかっちゃって。細やかに気を配ってくれる店員さんは素晴らしい」と接客技術に脱帽していた。