【山口県】[㈱トクヤマ]製造コスト減で利益増加 第1四半期・通期予想は据え置き
周南市の㈱トクヤマ(横田浩社長)は7月26日、2025年3月期の4~6月までの第1四半期の決算を発表した。売上高は前年同期比で3%減の825億円、営業利益は同46%増の75億円だった。 ㈱エクセルシャノンが連結決算から外れたことなどで売上高は減少したものの、石炭価格の下落などによる製造コスト減少で営業利益が増加した。 25年3月期の業績予想については、原燃料価格や為替などが先行き不透明であるものの、現時点では想定通りの進ちょくとして、売上高を3,520億円、営業利益を330億円とし、4月の発表値を据え置いた。 主な事業別の第1四半期数値は次の通り。 化成品=売上高が前年同期比7%増の305億円、営業利益が32%増の27億円▽セメント=売上高が1%減の163億円、営業損益が290%増の17億円▽電子先端材料=売上高が3%減の178億円、営業利益が161%増の19億円▽ライフサイエンス=売上高が1%減の100億円、営業利益が5%減の20億円▽環境事業=売上高が17%減の92億円、営業損益が22%増の12億円。