ウイスキー返礼人気 砺波市の冬イルミCFで若鶴限定品 予定50件超え、150件追加
砺波市が冬のイルミネーション行事「KIRAKIRAミッション2024」(富山新聞社後援)の支援資金を募るクラウドファンディング(CF)で、若鶴酒造(同市)三郎丸蒸留所の特別限定ウイスキーを返礼品にした寄付が予定数50件を早々と突破した。募集期間は残り約50日あり、市は150件分を追加した。国内外で評価される「となみブランド」のウイスキーの人気を裏付けた。 KIRAKIRAミッションは11月15日~12月25日、砺波チューリップ公園で行われる。10万球の光で公園周辺を装飾し「光の大谷」や「巨大クリスマスツリー」が登場する。11月16日には新市20周年を記念して音楽花火を行う。 イルミネーションは近年物価高騰の影響を受けており、今年はCFで資金を集め、電飾消耗品の購入、電飾の質の維持に充てることにした。9月27日から募集を開始し、5万円から1千円までの寄付額に応じて返礼品を用意した。 追加したのは新市発足20周年記念のオリジナルウイスキーと今治ハンカチのセットで寄付額は5000円。市によると、CF開始早々寄付が次々に寄せられ、22日に予定数に達した。当初は受け付けを終了する予定だったが、若鶴酒造に協力を要請し、新たに150件分の提供を受けた。 返礼品には音楽花火の観覧席(寄付額1千~5千円)、市特産品とお土産のセット(同1万円)、チューリップ球根セット(同1万円)もある。最高額は5万円でイルミネーションの点灯権と音楽花火観覧席、チューリップフェアペア招待券となっている。 24日時点の総寄付額は約32万円で、ウイスキー希望は25万円を超えており、けん引役となっている。 三郎丸蒸留所は北陸唯一のウイスキー蒸留所で、国内外から来訪者が訪れる観光地になっている。製造するウイスキーは国内外の品評会で入賞し、アニメ映画「駒田蒸留所へようこそ」の舞台のモデルになったことでも知られる。