【オリックス】杉本裕太郎「外野の『班長』ぐらいで…」選手会長返上後は「素のラオウ」宣言
オリックス・杉本裕太郎外野手(33)が21日、選手専念で来季の大暴れを約束した。この日、神戸市内で選手会納会が行われ、2年間務めた選手会長を若月(この日は体調不良で欠席)と交代。「打点を増やしていく方が、チームのためにもなると思う。しっかり暴れられるように、準備していきたい」と初の打点王に照準を定めた。 自称「生徒会長」の重責を全うし、杉本が前を向いた。21年に32本塁打で本塁打王。同年の83打点も自己最多だが、ここ3年は規定打席もクリアできなかった。「グラウンド内、結果で引っ張っていけるように」とまずは定位置の完全確保。その先に再浮上を期した。 今季は5位に沈んだ一方、チーム日本人最多の11発と意地は見せた。「もう一回、優勝と日本一を。大勢のみんなの前でパレードができるように」。T―岡田が引退し、岸田監督も期待する生え抜きの大砲。「外野の『班長』ぐらいで…」と自身の立ち位置を表現した「素のラオウ」に注目だ。(長田 亨)
報知新聞社