「あまり知らない国に行きたいなと思って…」カメラマン今城純が2年ぶりの写真展「BLUE」の舞台に選んだ国とは?
山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。12月23日(月)の放送は、カメラマンの今城純(いまじょう・じゅん)さんが登場! ここでは、東京都・渋谷PARCOで現在開催中の写真展「BLUE」について伺いました。
◆プロのカメラマンになるためには?
れなち:私は、今城さんに今年のカレンダーを撮っていただいて、その前だと乃木坂46時代にもCDのジャケット写真を撮っていただいたり、かなり長い間お世話になっているんですけど、今城さんのカメラマンとしてのキャリアはどれくらいですか? 今城:僕はちょっと経歴が変わっていまして、大学を卒業した後にカメラマンの事務所で4年くらい働いて、そこから横浪(修)さんのアシスタントをしました。 れなち:横浪さん!? 今城:僕が本当に大好きな大師匠ですね。そこから数えると(キャリアは)もう20年以上になります。 れなち:そもそもカメラマンさんって、どうやってプロになるのですか? 今城:学校を卒業後、スタジオに2~3年勤務して、人によりますけど、(プロのカメラマンの)専属アシスタント業務を2~3年してから独立するのが、わりとスタンダードですね。なので、僕は結構変わった経歴だと思います(笑)。
◆2年ぶりの写真展が開催中!
れなち:現在、渋谷PARCOの2FにあるOIL by 美術手帖ギャラリーでは、2年ぶりとなる今城さんの写真展「BLUE」が開催中です(2025年1月15日(水)まで)。こちらはどういった内容でしょうか? 今城:ポーランドの風景の写真になるんですけど、(撮影時期は)季節的にもとてもいい5月に行ったので、すごく気持ちのいいものになっていると思います。 れなち:今回はなぜポーランドを選んだのですか? 今城:前に、5年ぐらいかけてフランス中のメリーゴーランドを撮っていた時期がありまして、そのシリーズが終わった直後に(ポーランドに)行ったんです。(フランスでは)テーマをガチガチに絞って撮っていたので、次は自分があまり知らない国に行きたいなと思って。 当時のポーランドって、日本ではなかなか情報を得られなかったから“行ってみないとわからない”という楽しさがありましたし、それが当時の僕には必要なのかなと思って。あまり情報もなく、とりあえず行ってみました。 れなち:行ってみてどうでしたか? 今城:質素なところもあるんですけど、当時の僕にはそれがいい感じに心に染みたというか。あまり刺激を求めていなかったので、そのやわらかく優しい感じが癒やされて、とても良かったです。 (TOKYO FM「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」2024年12月23日(月)放送より)