「生活費を何とかしなければ」白鷹町の郵便局で100万円奪い逃走した男 犯行理由や朝8時から忍び込んでいたことも明らかに(山形)
今年9月、山形県白鷹町の郵便局に押し入り、現金100万円を奪って逃走した男の裁判の初公判がきょう行われ、男は「間違いありません」と起訴内容を認めました。 【写真を見る】「生活費を何とかしなければ」白鷹町の郵便局で100万円奪い逃走した男 犯行理由や朝8時から忍び込んでいたことも明らかに(山形) 建造物侵入や強盗などの罪に問われているのは、山形市の大工の男(65)です。 起訴状などによりますと男は今年9月、白鷹町の白鷹簡易郵便局に押し入り、当時70歳の女性局長に包丁を向け「これに金を入れろ」など脅して現金100万円を奪い逃走したとされています。 佐藤真優アナウンサー「男は落ち着いた様子で法廷に入り、裁判官から起訴内容を問われると、間違いありませんと認めていました」 検察側は男が犯行に至った経緯について、3年前にケガをして働くことが難しくなったことから複数の消費者金融から金を借り入れていたことをあげました。 さらに去年、勤めていた会社が閉業し、収入が不安定になったことで妻から「生活費が足りない」と言われていたということです。 検察側は、こうした中で男は「生活費を何とかしなければ」「窃盗や強盗をするしかない」と追い込まれ犯行を決意したとしました。 また、きょうの裁判では犯行の計画性についても明らかにされました。 佐藤真優アナウンサー「犯行の前にも同じ郵便局に下見のような形で侵入していたことが分かり、計画的な犯行であったことが明かされました」 検察によりますと、事件当日、男は午前8時頃に郵便局に侵入していて、客がいなくなる午後3時頃に金を盗むことを考えていました。 しかし、午後2時45分頃に簡易郵便局の女性局長に隠れているところを発見されたため、その場で犯行に及んだということです。 弁護側は事実関係を認め、争う姿勢は示しておらず、情状酌量を求めています。 次回の裁判は来年の1月14日に開かれ、被告人質問や証人尋問を行う予定です。
テレビユー山形
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