大谷翔平が古巣エンゼルスと初対戦で先制2ラン 2試合連発22号でリーグトップ独走、打率もリーグトップで2冠に
◆米大リーグ ドジャース―エンゼルス(21日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) 【動画】打った瞬間に確信!大谷翔平、22号先制2ラン!! ドジャース・大谷翔平投手(29)が21日(日本時間22日)、本拠地・エンゼルス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、5回の3打席目に2試合連続本塁打となる22号先制2ランを放った。 1、2打席目は先発左腕・サンドバルの前に2打席連続四球。両軍無得点の5回2死一塁の3打席目には、ソフトバンクでプレーした経験もある3番手左腕・ムーアの91・1マイル(約146・6キロ)直球を捉えると、打球速度113・1マイル(約182・0キロ)、飛距離455フィート(約139メートル)でセンターバックスクリーン右に運んだ。2試合連続22号でリーグ2位のオズナ(ブレーブス)に2本差をつけ、打率3割2分もこの時点でトップに立ち、リーグ2冠になった。 古巣に痛すぎる一発を見舞った。昨季までの6年間プレーしたエンゼルスとレギュラーシーズンで対戦するのはこの日が初めて。「もちろん楽しみにしています」と心待ちにしながらも、「ドジャースタジアムでやるので、エンゼルスタジアムでもしやることがあれば、それは特に特別なことかなと思いますけど、今回は自分たちのホームなので、まずは自分たちの野球に集中したいなと思います」と気を引き締めていた。 試合前にはモニアク、レンヒーフォ、アデル、シャヌエルらと外野でハグを交わした大谷。打席に立つ際にはバットで捕手のオハピーにちょんとタッチして再会を喜んだ。10日(同11日)の本拠地・レンジャーズ戦から「かっこいいなと思った」と、青を基調としたスパイクを履いていたが、この日からは再び白を基調としたものを着用した。 前日20日(同21日)は2年ぶりで移籍後初となる先頭打者本塁打を放っており、2試合連発の22号。リーグトップを独走し、直近6試合で5本塁打と、量産体制に入っている。6月も19試合で8本目の本塁打。6試合連続打点は、自己最長を更新した。 チーム78試合目での22発は、シーズン162試合に換算すると45・7発ペースと、自己最多46発を放った21年に迫るペースだ。ベッツが左手骨折で離脱し、打順が2番から1番になったが、首脳陣の期待通りに打ちまくっている。 エンゼルスからは初本塁打。これで28球団からの本塁打となり、残すはフィリーズとカージナルスのみとなった。
報知新聞社