日本の伝統的酒造りがユネスコ無形文化遺産に…真庭市の老舗酒造メーカーからも喜びと期待の声【岡山】
岡山放送
日本酒や焼酎などの「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に登録されることが決まりました。これを受けて創業200年を超える真庭市の蔵元からも喜びの声が聞かれました。 (辻本店杜氏 辻麻衣子さん) 「いよいよ登録されたということで非常に喜ばしい気持ちと喜ばしい気持ち」 ユネスコの政府間委員会は、12月5日、日本の「伝統的酒造り」を無形文化遺産に登録することを決定。「伝統的酒造り」は杜氏や蔵人などが「こうじ菌」を用い、日本各地の気候風土に合わせた伝統的な酒造りの技術で、日本酒や焼酎、泡盛などの製造に受け継がれてきました。 1804年創業、御前酒の銘柄で親しまれる真庭市勝山の辻本店。岡山発祥の酒米、「雄町」を使ったすっきりとした辛口が特長の日本酒を造っています。ここでもコメを蒸したり、こうじを作るなど伝統的な酒造りの技術が受け継がれていて、蒸したコメとこうじをかき混ぜる、「かい入れ」と呼ばれる作業などが行われました。 最近は、「菩提※もとにごり酒」をはじめ、海外からの注文が増えていて、無形文化遺産の登録でさらなる需要拡大に期待を寄せています。 (辻本店杜氏 辻麻衣子さん) 「地元の真庭市勝山という場所でしかできない味があると信じている。今、人気に火が付いた状態だと思うので、世界の色々な人に飲んでもらい、反応を受けて酒造りに落とし込んで世界の人においしいと思ってもらえる酒を造りたい」 日本ではこれまで「和食」などが無形文化遺産に登録されていて、「伝統的酒造り」の登録は、23件目です。 ※もと=酉へんに元
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