アリーナ構想の「事業費300億円」「採算性」などについて質疑が相次ぐ 静岡市議会
静岡市が計画しているJR東静岡駅北口のアリーナ構想について、3日の静岡市議会委員会審査で、「採算性」などについて質問が相次ぎました。 創生静岡 風間重樹議員: 「かなりの投資額が生じるのではないか。議会としてもしっかり吟味していかないといけない」 JR東静岡駅北口に建設が検討されているアリーナは、プロスポーツなどに対応できる8000席以上を確保し、年間70万人の集客を目指しています。 2030年春のオープンが目標で、事業費はおよそ300億円にのぼります。 3日の市議会では、この「300億円」について質疑が相次ぎました。 自民党静岡市議団 高木強議員: 「国などの補助金が活用できるのか?できるとすればどのような補助金の種類でいくらぐらい?」 静岡市の担当者: 「現時点ではデジタル田園都市国家構想交付金の10億円を見込んでいる」 また、別の委員からは採算性についても質問が。 市は、建設3年、運営30年の間に生まれる新たな雇用や、税収による所得誘発額を1455億円と説明し…。 静岡市の担当者: 「所得誘発が市民の所得として戻ってくる額が、今それを超える額が十分ある」 市は10月に発表した基本計画案に市民からの意見を盛り込み、早ければ12月中にも地元住民に、難波市長が直接説明する予定です。 また、事業化を決定できれば2月議会に諮る見通しです。