【記者解説】鹿児島県警職員の逮捕 今年はすでに2人 過去を振り返ると…
鹿児島放送
ごくごく当たり前のことを幹部に言い聞かせなくてはならない事態。 19日朝は塩田知事も会見の場で「大変残念。県民の信頼を取り戻して欲しい」とコメントしています。 スタジオには宮城記者です。まさに、残念な事態ですね。 そうなんです。こちらは過去7年間に起きた県警職員の逮捕件数の推移です。 最も多かった2018年は盗撮による不安防止条例違反や住居侵入などで3人が逮捕されています。その後、逮捕者が出なかったのは2019年だけで、去年は強制性交などで2人の現職警察官を逮捕。そして今年は今月に入って2件立て続けの逮捕で、全体でみると女性への性加害に関連する事案が3件あります。 治安を守る側がこうした事態になってしまっているのはなぜなんでしょうか まさにそこが県民の疑問だと思うんですが、県警の牛垣誠首席監察官は記者説明で、「警察官『個人の資質』で済まされる問題ではなく『組織的な問題』もある。再発防止に向けて粘り強く取り組む」と述べました。 「組織的な問題」をどう乗り越えていこうとしているのか。注視していきたいですね。