「生ハム&アボカドのオードブル」は甘酸っぱいソースと生ハムの塩気が最強の組み合わせ! 【プロが教えるおうちイタリアン#28】
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東京都千駄ヶ谷にある隠れ家的イタリア料理店『Bistro Coco 路地裏』のオーナーシェフ・小野宗隆さんに、おうちで楽しめるビストロ料理を教えてもらう連載企画「プロが教えるおうちイタリアン」28回目。 【写真4枚】「生ハム&アボカドのオードブル」の作り方を写真で見る。お店でも人気の味をおうちで簡単に! 今回はクリスマスや忘年会などのホームパーティに最適なオードブルを紹介します。生ハム&アボカドというみんな大好きな組み合わせ。ソースを和えるだけでパパッと手軽に作れます!
甘酸っぱくてさわやか!お店の味をアレンジ
これから年末年始に向けて、「手軽に作れるオードブルを知りたい!」と小野さんに相談したところ、嬉しいことに実際にお店で出しているメニューをアレンジしてくれました。 「うちのお店ではアボカドを使ったメニューはこれひとつなのですが、みなさんよく注文してくれます。お店ではアボカドの中身をくり抜いた皮に、甘酸っぱいソースで味付けしたアボカドを詰めて出しています。今回は片手でつまんで食べられるよう、バゲットにのせて生ハムを飾ってみました」(以下「」内、小野さん) お店でも人気の味とのこと! 早速作り方をチェックしてみましょう。
【材料】(2人分)
アボカド・・・1個 ミニトマト・・・8個 塩・・・小さじ1/2 こしょう・・・少々 白ワインビネガー・・・小さじ1 レモン汁・・・小さじ1 はちみつ・・・大さじ1 粉チーズ・・・大さじ1 マヨネーズ・・・大さじ1 生ハム・・・小8枚 バゲット・・・適量
【作り方】
(1)アボカドとミニトマトを切る アボカドは半分に切って種を取り除き、スプーンで中身をくりぬきます。断面を下にして置き、水平に半分に切ったら、端から1cm幅に切ります。さらに斜めに1cm幅に切って、角切りにしてください。 ミニトマトは半分に切ります。切ったアボカドとミニトマトはボウルに入れておきましょう。 (2)調味料を入れる アボカドとミニトマトが入ったボウルに、塩、こしょうを振り、白ワインビネガー、レモン汁、はちみつ、粉チーズ、マヨネーズを入れて、全体を混ぜ合わせます。 「白ワインビネガーがなければ普通の酢でもOKです。はちみつを入れるので、甘酸っぱい味わいになりますよ」 (3)バゲットにのせ、生ハムを飾る 軽くトーストしたバゲットを用意して、その上に少量ずつ(2)をのせ、生ハムを1枚ずつふんわりと覆うようにトッピングしてください。 (4)できあがり! 器に盛り付けたら完成です。 生ハムがひらひらと花びらのようで、目にも華やか。片手でパクッとつまんで食べられるので、前菜にもってこいですね。食べてみると、アボカドがトロトロ! 甘酸っぱい味付けのアボカドを生ハムの塩気がキュッと引き締めています。粉チーズのコクもあって、これは大人も子どもも楽しめる味。白ワインやビール、レモンサワーなどのお酒がよく合いそうです。 「バゲットは軽くトーストして、カリッと食感を出したほうが味わいにメリハリが出ます。ガーリックトーストにのせても美味しいですよ」 早速自宅で作ってみたところ、切って和えるだけだからとっても簡単! オードブルって手間がかからず、ささっと出せるものがいいですよね。生ハムはペタッとのせるのではなく、ふわっと空気を入れるようにのせるとおしゃれな感じに仕上がりました! これからクリスマスや年末年始に向けて、ちょっとつまめる粋なオードブルがあると便利ですよね。お店の味がとても手軽に再現できるので、ぜひ試してみてくださいね。 取材・文/岸綾香
小野宗隆
東京都千駄ヶ谷にあるイタリア料理店『Bistro Coco 路地裏』のオーナーシェフ。提携農家の産直有機野菜や無農薬野菜、地元から直送される父親が釣り上げた魚介類、鹿や熊のジビエなど、鮮度のよい食材にこだわる。イタリア料理、フランス料理を中心に料理長としてのキャリアを積み上げ、店舗立ち上げやメニュー開発などを多数経験。ソムリエの資格も持つ。kufuraの料理動画『プロが教える本格パスタレシピ』も大人気。
小野宗隆