清水ミチコが新春恒例ワンマンショー 日本武道館で「万博 ひとりPARADE」
タレントの清水ミチコ(64)が大舞台、日本武道館(東京都千代田区)の新春恒例となっているワンマンショーを来年も1月2日に開催する。 渋谷公会堂(当時、東京都渋谷区)の4公演を成功させた実績が見込まれ、中止になった他の公演のピンチヒッターを急ぎ頼まれたのが発端。平成25年を皮切りに回を重ね、今度で11回目だ。31年以降は正月2日の開催が定位置に。 おおむねギター、ベースが演奏できる実弟を伴うだけで、ほぼ一人で舞台を務めるが、来年は4月開催の大阪万博にちなみ「清水ミチコ万博 ひとりPARADE」と銘打ち、大阪のブルースバンド、憂歌団の木村充揮(70)を客演に招く。「私たちは似ている。お互い照れ屋だけど、一度心を開いたら急激に親しくなれた」と語る。 「ひとりPARADE」というタイトルについては「独りで華やかにパレードするって、すごくかわいそうで、みじめで面白いなと思った」と説明。ものまねで、さまざまな有名人になりきるが、舞台にいるのは常に自分だけ。そんな自身の姿に重ねた言葉でもある。 今年の大ヒット曲「Bling-Bang-Bang-Born」(Creepy Nuts)と作家、瀬戸内寂聴を融合させた新ネタも準備するが、定番は万博などの時事ネタだ。 「ニュースが取り上げ、誰もが耳にしたことは大勢が共感できる。多少皮肉ってもガス抜きになるから、政治ネタは必ず入れます」 初詣帰りの人たちなど8千人を動員し続けている。 「私はライブこそが本領。お客さんが笑ってくださると励みになります。また、お客さんがいるから続けられています。これからも笑っていただけるネタを書き続けたいです」(石井健)