審査委員会特別賞を受賞 「木材利用推進コンクール」 信金二宮支店/岡山・津山市
本年度「木材利用推進コンクール」(木材利用推進中央協議会主催)で、新築された岡山県津山市の津山信用金庫二宮支店が優良施設部門の審査委員会特別賞に選ばれた。また、同支店の企画段階から参画した院庄林業は、国産材利用推進部門の木材利用推進中央協議会長賞を受賞した。
津山信用金庫、院庄林業、市の3者は、地域材の安定供給の協力を行う協定を2022年10月に締結。院庄林業が木材の調達・供給を担当するとともに、計画段階から参画・サポートする体制を構築し、使用木材は全て県産ヒノキ。非住宅中規模建築物の構造材として大断面集成材を使用したほか、階段の骨組み、踏み板や手すりにもヒノキ積層材を使用するなど、木材資源の有効活用につなげている。
院庄林業は、外材が主流の中断面集成材用ラミナ(集成材を構成する小角材)を、国産ヒノキラミナで生産・販売することで、外材からの転換を推進。植林基金の創設やクラウドファンディングにより支援を集めるなど、持続可能な森づくりにも精力的に取り組んでいる。
津山朝日新聞社