【イノシシ被害】もし遭遇した場合の注意点は? 通学路では不安の声も 鹿児島市・原良
鹿児島テレビ
11月18日未明、鹿児島市で男性がイノシシに襲われてけがをしたことを受けて、19日朝、付近の通学路では児童に付き添う保護者の姿もあり不安の声が聞かれました。 轟木康陽記者 「けさの現場周辺の通学路では、鈴を鳴らしながら登校する児童の姿も見られます」 警察と鹿児島市によりますと、18日午前0時過ぎ、鹿児島市原良の市道で、1人で歩いていた50代の男性が、体長約1メートルのイノシシに襲われ、脇腹の打撲や両膝に擦り傷などを負いました。 現場付近の通学路では19日朝、多くの児童がイノシシを避けるためカバンに鈴をつけて登校していたほか、児童に付き添う保護者の姿もみられました。 保護者 「イノシシがいそうな所を警戒しながら歩いている」 「後ろを見たり横を見たりイノシシがいないか注意深く歩いている」 現場周辺では2023年11月と2024年2月、そして10月も児童や高齢の女性らがイノシシにかまれたり、襲われてけがをしています。 地元の猟友会によりますと、18日夜、イノシシが土を掘り起こしたとみられる跡も19日朝、見つかりました。 猟友会・野口和哉さん 「イノシシが掘り返した跡。足跡からして重さは30kgぐらい」 「今年10月からこれまでに僕らだけで合計十数頭捕れている」 警察が引き続き、現場周辺の警戒にあたっています。 近くの原良小学校では全校児童に複数人で登校するよう呼びかけています。 また、動物行動学が専門の鹿児島大学、高山耕二准教授によりますと、イノシシは臆病なため、万一、遭遇した場合は大声を出さない、など刺激をしないようにして静かに後ずさりしたり、電柱の影や高いところに逃げて突進してきても避けられるようにすることが大切だそうです。
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