阪神・淡路大震災発生から29年 6434人が犠牲…5時46分に多くの人が祈り
日テレNEWS NNN
6434人が犠牲となった阪神・淡路大震災から、17日で29年です。地震が発生した午前5時46分に、多くの人が祈りをささげました。 午前5時46分、神戸の街は、静かな祈りに包まれました。ことし、灯籠で描かれたのは、「ともに」という文字です。 能登半島地震で被災した人たちに「ともに助け合おう」と伝える思いと、阪神・淡路大震災を経験した人が少なくなる中、世代を超えて語り継ぐという思いが込められています。 息子を亡くした女性 「あのころのことが鮮やかに記憶されている。この間を心が空っぽの状態で生きてきたのかなと思うと、(29年という)数字を見ると悲しい」 知人を亡くした男性 「僕らが被災した29年前も寒い夜だった。石川のことが悲しくて、被災した人たちのことを思うと悲しくて。石川の人に29年前に助けられたし、今度は僕らが助ける番だと」 能登半島地震が発生した午後4時10分にも、黙とうがささげられます。