「ブレイキンを軽く見ている証拠」室伏広治、首相表敬訪問で金メダリストへの“失礼発言”に呆れ声
「あの、総理。AMI選手、即興が得意ということであれば、もし、ちょっと場を和ますというか、お時間もありますので(披露するのは)いかがでしょうか、AMI選手」 AMI選手に対して「もし、総理と」と、横に座る岸田首相にも促して2人での“即興”ダンスを踊らせようとしたのだが、 「すみません。拍手いただいて恐縮なんですけど、ちょっとスーツじゃ踊れないので、また機会があればぜひ。すみません!お願いします。ありがとうございました」 苦笑いを浮かべつつもキッパリ断るAMI選手。断られるとは思わなかったのか、バツが悪そうに「失礼しました!」と謝る室伏長官だった。 このやり取りの一部始終を、Web版『日刊スポーツ』でも【室伏広治長官の“むちゃぶり”をやんわりスルー「スーツじゃ…」】と記事配信したのだが、Yahoo!ニュースのコメント欄には、
上司が新人に宴会で「一つ一発芸を」
《室伏さん、悪気はないんだろうけど、ちょっと軽く見てるのがバレちゃいましたね。例えば世界的な演奏家、歌手に「即興でなにか弾いて(歌って)ください」なんて絶対言わないですよね。》 《軽々しく、踊れ踊れって、ブレイキンを軽く見ている証拠。見せ物じゃないんだから。自分がハンマー投げのフリすれば。》 《なんか上司が新人に宴会で、それでは一つ一発芸を…みたいな感じなんだよね。それでやる義理なんてあるわきゃない。》 《そんな政治家いたら嫌だなぁと危惧していたら実在、そしてまさかの室伏氏… 適した場所・服装で初めて安心してプレイできるというものだろう。それが揃わない条件でのプレイは選手生命を絶つ事にもなりかねない。スポーツを心底愛している人ならばわかりそうな事だが。》 室伏長官がさも「踊ってくれるだろう」と、ブレイキンを他の競技よりも「軽く見ている」との指摘や、また上司が一発芸を要求する「昭和の宴会」を連想させるとの声も。 自身も2004年のアテネ五輪・ハンマー投げで金メダルを獲得した元アスリートで、引退後は日本陸上競技連盟、日本オリンピック委員会の理事も務めるなど、日本スポーツ界の発展に尽力してきた室伏氏。 現在はスポーツ庁長官として、文部科学省の“役人”の立場であるがために“上司”である首相に花を持たせたかったのか、およそアスリートへのリスペクトと配慮を欠いた発言に捉えられたようだ。 ちなみにAMI選手の断り方に「上手だね。上手にやんわりと断った」と感心し、メガネを光らせた岸田首相だった。