支援Tシャツ輪島でも ハットリくん×マジンガーZ 23日から道の駅で販売
能登半島地震の復興支援として、氷見市出身の漫画家藤子不二雄Ⓐさん(元富山新聞記者)の「忍者ハットリくん」と輪島市出身の漫画家永井豪さんの「マジンガーZ」をデザインしたチャリティーTシャツが23日から、道の駅輪島で販売される。両市を代表する漫画家の作品の力で被災地応援の輪を広げ、にぎわいづくりに一役を買う。 コラボTシャツは氷見市文化振興財団が藤子Ⓐさんの関係者と永井さんの協力を得て企画し、これまで氷見市潮風ギャラリーやひみ番屋街、東京の富山、石川両県のアンテナショップ(日本橋とやま館、八重洲いしかわテラス)と大阪駅前の「HOKURIKU+(ホクリクプラス)」で販売していた。忍者ハットリくんとマジンガーZが復興に向けて飛び立つデザインが施されている。 氷見市文化振興財団が石川県内の販売先を輪島市観光課に相談していた。23日に行われる輪島大祭の一つ、重蔵神社の夏季大祭に合わせ、道の駅輪島にある「わじま観光案内センター」で取り扱いを始めることが決まった。 価格は4400円(税込み)で経費を除いた収益全額を日本赤十字社に寄付し、被災地復興に役立てる。12月末まで販売する予定。 氷見市文化振興財団の河出洋一総合プロデューサーによると、チャリティーTシャツは7月13日の販売開始から8月中旬までに約1200枚が売れた。全国のファンから人気を集め、当初製作した500枚を上回る注文があり、追加で発注した。年内に2千枚の販売を目指している。 河出プロデューサーは「Tシャツ製作は輪島市の協力も得た。輪島市に訪れた観光客に着てもらえるとうれしい」と話した。