「ご指導ありがとうございました」鈴木健二さん死去、元NHKアナが2ショット投稿、偉大な先輩をしのぶ
「クイズ面白ゼミナール」司会やベストセラー「気くばりのすすめ」の著者で知られる元NHKアナウンサーの鈴木健二(すずき・けんじ)さんが3月29日、福岡市内の病院で老衰のため亡くなった。95歳。NHKの「首都圏 NEWS WEB」などが発表した。元NHKでフリーアナウンサーの武田真一さんは3日、自身のインスタグラムを更新して故人をしのんだ。 ■偉大な先輩・鈴木健二さんと2ショット【実際の投稿】 武田さんは「大切な一枚」として鈴木さんとの2ショットを投稿。鈴木さんが放送記念日の特集番組で、ニュースセンターにロケに訪れ、武田さんが案内役を務めたときのものという。「現代のニュースや放送のあり方に、厳しいお叱りを受けるものと覚悟していましたが、とても温かく励ましてくださいました」と綴り、去り際には敢えて振り返らずに、片手だけを上げて行った様子を思い出したという。 「放送が始まってまもなく100年。その道は、鈴木さんのようなパイオニアが、敷石を一つひとつ、膨大な数並べて造られたものです」と、偉大な先輩への尊敬の念を綴った武田さんは、最後に「本当にご指導ありがとうございました。安らかにお眠りください」と冥福を祈った。 この投稿には「鈴木健二さんの穏やかでそれでいてわかりやすい語り口は今も記憶に残っています」「悲しすぎますよ」「ただただ涙です」などのコメントが寄せられた。
西日本新聞社