伊藤万理華、清水尋也×高杉真宙W主演『オアシス』ヒロインに 共演に津田寛治、青柳翔ら
11月に新宿武蔵野館ほかにて全国公開される清水尋也と高杉真宙がW主演を務める映画『オアシス』の追加キャストとして、伊藤万理華、小木茂光、津田寛治、青柳翔、窪塚俊介、松浦慎一郎、杏花、林裕太の出演が発表された。 【写真】『オアシス』でW主演を務める清水尋也&高杉真宙を捉えたポスタービジュアル 本作は、社会からはみ出してしまい、絶望と一瞬の幸福を味わい、アウトローに生きる者たちの“青春”と“居場所”を描いたヴァイオレンス青春映画。松居大悟や三宅唱、藤井道人ら数多くの監督の映画やドラマ作品に助監督として参加してきた岩屋拓郎が監督を務め、長編デビューを飾る。 主演を務めるのは、2012年にドラマ『高校入試』(フジテレビ系)で初共演して以来、映画やドラマで何度も共演し、プライベートでも親交のある清水と高杉。清水が富井ヒロト役、高杉が金森役をそれぞれ演じる。 富井ヒロト(清水尋也)と金森(高杉真宙)は幼なじみで青春時代を共に過ごした仲間だったが、ある事件をきっかけにバラバラに人生を歩むことになってしまう。数年後、社会からはみ出した富井は、ヤクザである菅原組の組員となり、組長に認められ、組員の中で頭角を現し、いつしかそこが、富井の居場所となっていた。一方、金森は社会から逃げるように荒くれものたちが集まる犯罪組織で自堕落な生活を送り、喧嘩や裏稼業に明け暮れる毎日。菅原組もうかつに手を出せない程に異名を轟かせていた。「道が違えば殺し合う」、そんな世界に身を投じてしまった富井と金森。親友だった2人は、一触即発の敵対関係となっていた。「ほんのちょっとのことで、すれ違ったのかな…」。2人はかつて自分が大切にし、手放したものについて考えを巡らしていく。 本作のヒロインとなる伊藤が演じるのは、富井と金森の幼なじみの紅花。紅花は数年前の事件をきっかけに記憶喪失となり、2人のことも忘れてしまっているが、偶然2人と再会し、運命に導かれるように 3人は引き寄せられていく。 また、社会からはみ出した富井が所属する菅原組の組長に小木、菅原組幹部の犬咲に津田、菅原組長の一人息子の菅原タケルに青柳、ヒロトの兄貴分で菅原組幹部の若杉に窪塚が扮する。さらに、金森とも親しい犯罪組織のボス・木村役で松浦、木村の娘・アンナ役で杏花、木村一味の若手・三井役で林が出演する。 出演が発表された各キャストからはコメントも到着した。 コメント 伊藤万理華(紅花役) 紅花役を演じました、伊藤万理華です。 岩屋監督の故郷を巡りながら、当時過ごした思い出や作品への思いを聞いて、できる限 りを尽くせたらと思っていました。 紅花はなにも知らないままヒロトと金森に巻き込まれ渦の中に入っていきます。 演じる清水さんと高杉さんお二人の元々ある関係性や空気感に少しずつ歩み寄っていく 時間は紅花の目線とも重なり、いつの間にか守りたくなる大切な居場所になりました。 力強い二人のエネルギーに引っ張られ、血まみれになりながら走り抜けた作品です。 小木茂光(菅原組・組長役) 自分の居場所の探求は、今の現実の中で立場は関係なく万人の主要テーマであると思いま す。特に若者達のエネルギー溢れた想いはコントロール不能な一面が表に出て周りの人間を 引き摺り込むんですよね。そんなオーラを発する若者達に、まとわりつく様なカメラアングルでスクリーンに切り取り、台詞で言い訳しない映像になっていたことに感服致しました。 この作品に参加させて頂き感謝感激です。 津田寛治(菅原組幹部・犬咲役) 地方都市でサバイブするヤクザを演じました。 社会から法治の圧力を受け、無軌道に暴れまくる若者たちに翻弄されながらも、必死で自己を肯定するために「組」という名の家族を守る。 そんな漢をイメージして臨みました。 青柳翔(菅原組の一人息子・菅原タケル役) タケル役を演じさせて頂きました。 青柳翔です。岩屋監督の長編デビュー作品に参加させて頂き光栄に思っております 岩屋監督の世界観がたくさんの人に届く事を願ってます。 2点だけダメ出しが サウナ行きすぎ。誘いすぎ。サウナ後のサウナ飯にこだわりが強すぎ。 窪塚俊介(富井の兄貴分 菅原組・若杉役) 岩屋監督の長編デビュー作品にお声がけ頂き、光栄です。撮影現場での監督の佇まいは、映画を愛し、そしてこの作品に賭ける思いがひしひしと伝わってくるものでした。キャストとの熱心なコミュニケーションや妥協を許さない本番の裏では、ユーモア溢れる気さくな一面、周りへの配慮を怠らない優しい人間性があり、物語とは裏腹にアットホームで素敵な撮影現場だったことを鮮明に覚えています。その監督が捉えたオアシスを是非劇場でご覧ください。 松浦慎一郎(犯罪組織のボス・木村役) 岩屋監督とは岸善幸監督、三宅唱監督の現場で一緒した事がありました。 その時は助監督だった岩屋監督のデビュー作、完成を観た時は冒頭から溢れ出る監督が溜めて抱えていたであろう表現への想いが詰まった作品のその一員になれた事を心から嬉しく思いました。残酷だけどどこか淡く眩しい岩屋拓郎監督の世界が少しでも多くの方に届けばと思います。 杏花(木村の娘・アンナ役) アンナは、ほとんど感覚だけで生きてるような、自由で強い女性です。 初めて本格的なアクションに挑むため、クランクインまでの限られた時間でボクシングやブラジリアン柔術をみっちり練習し撮影に臨みました。 絶望とそこから這い上がる熱い魂のぶつかり合いが、どうしようもなく青くて暖かい、永遠のようなオアシス。喜びと傷みが詰まった愛の物語を、ぜひご期待ください。 林裕太(木村一味の若手・三井役) 三井役を演じさせていただきました、林裕太です。少しのことで生きる道が変わってしまった。そんな人達を間近で見てきた岩屋監督の映画は、人の生き様を痛みと共に描いています。自分は何が欲しいのか、その答えを探すことが生きるということだと思います。 物語に出てくる彼らの生き様を、多くの人に見届けてもらいたいです。
リアルサウンド編集部