SNSで話題のイラストレーター「肩幅の広い絵しか描かない」理由。信長、ポッター、チョコプラ長田etc.
アニメやゲームなどのキャラクターの“肩幅が広くなった”ファンアートを描いては、Xで笑いと困惑を巻き起こす謎多きイラストレーターsattou(さっとう)氏。その広すぎる肩幅にジワる人が続出中だ。 「肩幅の伝道師」の異名を持つsattou氏とは、一体何者なのか、なぜ肩幅を広くしようと思ったのか、気になりすぎるので話を聞いてみた。人生を、そして肩幅を変えた、ある言葉とは――。 ⇒【マンガ】sattou氏が描く「浦島太郎」全話
無意識に広く描いていた肩幅
――肩幅が広いイラストの人というイメージですが、普段は何をしている人なんですか? sattou:いまは肩幅を広く描く以外のことは特にやっていません。 ――肩幅特化型イラストレーターなんですね。そもそもなぜ肩幅を広くしようと? sattou:元々は首が太いジャムおじさんのマンガを投稿していたのですが、ある日「肩幅が広い!」とコメントを貰って確かに肩幅も広いなと自覚しました。そこからですね。 ――まさに“肩生”を変えた言葉だったと。
ついに爆誕した“肩マンガ”
――新作マンガ『肩幅だけで鬼退治!』では、これまで人類がたどり着いたことのない広さの肩幅に挑戦しています。特に気に入っているエピソードは? sattou:「笠地蔵」です。唯一肩幅が広くなる理屈がちゃんと描かれたエピソードです。 ――予想外すぎる肩幅で笑いましたけどね! 一番早く描けたエピソードはどれですか? sattou:「鶴の恩返し」です。ネームがほぼ一発できまりました。 ――あれが一発で…さすが肩幅の伝道師です。一番悩んだエピソードはありますか? sattou:「桃太郎」です。今回、全編描き下ろしだったので、全体の空気感を決める一本目として特に気を使いました。
Xの肩幅ネタはどこから?
――あまりのハイスピード&ハイパワー肩幅ぶりに、正直あっという間に読めてしまいました。笑いすぎて健康になった気がします。 sattou:ページをめくる手が止まらないように意識して作ったので狙い通りではあります。絵本みたいに何度も繰り返し読んでもらえたら嬉しいです。 ――どんなに疲れていても読めるマンガですよね。Xに投稿しているイラストも毎回好評ですけど、ネタ探しや制作時間も気になります。 sattou: XやYouTubeで見かけた気に入ったものを描く感じです。製作時間はまちまちです。