清澄寺で節分前に福ますづくり 鴨川(千葉県)
節分を前に、鴨川市の日蓮宗大本山清澄寺(齊藤日敬別当)では、縁起物の福ますづくりが行われている。僧侶らが、五角形のますに祈願者の願いを丁寧に墨書きして、準備を進めている。 同寺の福ますは、四角形ではなく五角形で、「悟り」と「覚り」の意味を持つ「悟覚(ごかく)」と五角をかけた縁起物。1辺約30センチ、深さは約12センチで、側面に齊藤別当が直筆で「悟」「覚」「千光山」「清澄寺」と記した。底には、本堂に祭られる虚空蔵菩薩(ぼさつ)が描かれている。 僧侶らは、「商売繁盛」「家内安全」「身体健全」といった願い事と祈願者名を墨で書き記し、「辰(たつ)年なので、昇り竜のように運気が上昇しますように」と願いを込めていた。大ます約30個と一升ます約200個、豆約9000個を小袋に分けて用意している。 2月3日に行われる今年の節分会は、コロナ禍で中止していた恒例の歌謡ショーが4年ぶりに復活。演歌歌手の丘みどりさんが、境内の特設ステージでショーを繰り広げる。 午前8時から厄よけの祈祷(きとう)、11時ごろから練り行列と法要が営まれ、齊藤別当や丘さん、福男、福女らによる豆まきは11時50分ごろから。午後1時ごろから歌謡ショーが行われる予定。 問い合わせは、清澄寺(04―7094―0525)へ。